Thursday, July 10, 2008

「手術、しますか?」

今日の病院の結果報告です。

「手術しますか?」で始まった先生との会話。
今回の帰国で手術が必要なら、帰国を延ばしますとはじめに話しておきました。でも、出来ればしたくないことも。アメリカでの主治医もオステオパ シーも勉強したD.O.と呼ばれるドクターです。主治医を決めるまでの間、何人もの先生をさまよいました。私の腰の手術はもうニ度目で、出来ればギリギリ までいじりたくない。伸ばせる手術はギリギリまで延ばしたい。

今日の先生は、忙しいのにちゃんと話を聞いてくれ、質問にも丁寧に答えてくれました。多分二十分以上話してしまいましたから、きっと私の後の予約 の方で一、二時間待たされた人も出たことでしょう。申し訳なく思います。でも、治したくて病院にいる、その気持ちはどの患者さんも同じはず、わかってくれ るとことを願います。

私の腰は、確かにヘルニアがある。でも、私のもっともConcernは、今の痛みが増すこと。これ以上は薬に頼りたくない、出来れば薬を少なくまたは、弱いものへ移行することが目標です。

現在の痛みのほとんどは、主に坐骨神経痛。腰痛もありますが、坐骨神経痛が始まり、その一時間後ぐらいから、腰の部分がピキーンと痛くなる。夜に なると、一時間に五分から十分は仰向けにならないと辛いことが多い。もし、強い方の薬を飲んだときは、全体的にニ、三時間はその痛みのサイクルがずれる感 じ。席喘息を持っているので、咳が始まると腰に響く。

まぁそんな話を聞いてもらい、MRIとレントゲンの説明をしてもらいました。横の断面図の写真からいえることは、ヘルニアがあるけれども、下の部 分のヘルニアはそれほど悪さをしていないようだということ。ただし、上の部分のヘルニアはやはり神経に当たっていると。以前手術したところはしっかりと くっついていて大丈夫、問題はない。縦の断面図からは二つとも神経を押しているが、上のほうが下のものよりも神経を押している。

しかし、上の部分のヘルニアが神経を押しているのにも関わらず、まだ大腿部の前の部分に痛みや痺れが来ないところをみると、まだ手術をするには時間がある。
もし減量が出来れば、腰への負担も軽くなるので、もしかしたら現在の痛みが和らぐかもしれないし、又、手術の時期もこれで延ばせるかもしれない。 そして、コルセットをつけることで、腰を支えることにもなるので、椎間板のぐらつきも少し抑えることが出来、これにより痛みも和らぐ可能性もある。背筋を 腹筋をバランスよくつけることも、痛みを和らげる一つの手段。

以上の可能性のお話をしてくれました。

もし最悪、手術となった場合は、今固定されている椎間板の上の椎間板を同じ方法で固定するのがベストだと言われました。が、その固定された上の椎間板がまた今回と同じようにヘルニアに発展する可能性は大いにありえる。

「どうしたいですか?」

決めました。とりあえずちゃんとした?コルセットをつくり、1週間過ごしてみる。改善が見られるようであれば、コルセット生活で大腿部の前の部分の痛みや痺れがでるまで手術をしない。もし、コルセットが効かなければ、違う方法を先生と一緒に考える。

先生の話では、一週間ほどチューブで痛み止めを直接、痛みの部分に注入する手もあると。そして、ブロック注射をもう一度試すという手もあると言ってくれました。

その先生が思うに、今手術をしても、50%なおるとも50%なおならないとも、どちらとも言えないと、言われました。

ここで手術をして、すぐまた何年後かにヘルニアにでもなったりするのは嫌です。あと三、四十年は付き合うだろう、私の腰、大事に、出来れば仲良く付き合って生きたいものです。

だから、
待つことにします。
今は手術をしません。

今月14日にコルセットのための型取りにいきます。そのコルセットが効果を表すことを心から願います。