Monday, July 22, 2013

日本で見たもの

日本から帰って、今日で二十日。
荷物の整理は済んだものの、その後がなかなか進まない。
日本で撮った写真の現像もまだ手付かず。

理由は、何となく気が乗らないというのではなく、心の整理というか、気持ちの整理と言うか、まだ頭の中が混乱しているというか。



今回の帰国は、両親の引っ越しの手伝いが半分、残りの半分は日本人としての擦り合わせと調整。最初の数週間は、両親の手伝い。両親の荷物を整理しながら、自分が大事に育てられたのだと つくづく思った。幼稚園時代のお絵描きから、園の出席簿、小学校から高校までの通信簿、手紙やはがき、そして写真の山。驚くほどの量の思い出。その後、東北へ。当初の三日間の予定を四日間へ変更し、結局は予定した金沢、京都、広島行きを変更し、翌週も東北へ。東北で見たものは、あれから二年も経っているというのに、わたしの想像を遥かに超えた状況でした。東北で出会った人々から聞いた話も、わたしに大きな恐怖を与える事になりました。

その東北を題材に、わたしは今月末のArtist in Residenceで作品を作ろうと思っています。が、しかし、段取りが全く進まない。手をつけようと思うのですが、色々な理由をつけてはついつい敬遠してしまう。

実は、もう一度あの恐怖と向い合うのが怖いのかもしれません。自分がこの二年の間、ずっと想像してきた状況とのギャップにまだ心が追いつかないというか、頭が受け入れないというか。

こんなにいっぱいいっぱいの自分って十数年ぶりです。歳をとったせいなのか、故郷を長く離れすぎたせいなのか。


日本で見たものは、、、、、
わたしをとても混乱させています。