Saturday, August 23, 2008

写真と手紙と、そして私

ある人には、考えすぎなんだと言われた。
理屈じゃないって。
確かに、そう思えるときもある。でも、ブレルんだなぁ・・・。

周りにいる人で、これまた人を撮らない人になぜ人を撮らないのかを聞いてみた。答えは、
「僕は人見知りするし、shyだから、人を撮るのは恥ずかしいんだ」
ただ、そう答えた。納得した。



私にとって、「手紙を書くこと」はすごく時間がかかる。
なぜなら、5,6回は書き直す。
字が間違ったからだとかではなく、字を丁寧に書きたいのと、書いている途中で感情が出てしまい、字が突然綺麗になったり、雑になったりするから。
そして、途中で読み直して思いなおし、選んだ言葉を選びなおしたり・・・で、結局一人に対して何時間もかけて2,3枚の手紙を書く。

その時間は、その人のことだけを考えて書いている。
ラブレターみたいものだな。

写真もそれと同じ。ただパッパッとは私は撮れない。
これが私のスタイルだ。
ジックリその景色や風景を眺めて、いいなと感じたところでカメラのファインダーを覗く。もちろん、私を知っている人は納得しないだろうが、本当はサバサバしているようでサバサバしていない。ここで日記を何ヶ月かにわたって読んできてくれた人にはわかってきたかもしれない。
景色が変わるのを待つんじゃなくって、心が落ち着くのを待つ、そしてシャッターを押す。大体1枚だけ。上手く取れなかったら、次の新しいロールでまた一枚。そんな感じに時間をかける。

でも、本当に直感に任せて行動するときの様に、何も考えず感じず、直感でシャッターを押すことももちろんある。
それも私のスタイルだ。
ただそれだけのこと。





なぜ人を撮りたくないかって?
怖いからだよ。

なぜかって、
ファイダーの向こうの誰かが気付いてしまうのがこわいんだよ。
大人の体の中に子供の私が入っているって
いつかばれるのが。

すごくアンバランス。
だから、写真もアンバランス。
ファインダーを覗いて、人と眼が合うとき
すごくビクビクする。
いつばれるかってね。

そろそろいいかな?
いつかはわかることだしね。
それが強みになることだってある。

開き直っちゃえばいいかぁ。
わがままな自分も
強情な自分も
弱い自分も
強い自分も
すべて
自分

そんな自分で周りの人を撮ってみる。
そしたら、きっと
なにか見つかるかもね。
嫌いだった人が突然好きな人にかわるかも

だって私はまだこどもだからさ
そんな素敵な突然がやってくるかもしれない