3月11日 午後2時46分
東日本大震災
電話で地震のことを知る。
始めはどこで起こったのかが分からず、とにかく日本ですごく大きな地震があったと言われて、
iPhoneで検索。探さなくとも、どの日本の新聞のWebサイトでは特報が出ており、東北だと知る。
両親が静岡市、妹は川崎市、弟は東京23区内にいるので、東海又は関東ではないことを知り少しほっとする。
次の瞬間に夏に再会した友人の顔が浮かぶ。
何人かの他の友人とも連絡が取れず、目の前が真っ暗に。
好きで来たアメリカだけど、こういう時は絶対に日本に帰りたい。
14日、まだ友人とは連絡が取れず。
海外からの電話がなかなか繋がらないので、家族に頼み彼の携帯へコールしてもらうのだけれど、
コール無しですぐに留守電に繋がるとのこと。
グーグルの安否確認には登録済み。
彼の携帯会社のドコモの安否確認も確認済み。
赤十字の安否確認も確認済み。
まだどれにも彼の安否の確認は出来ていない。
安否確認用に彼の情報を入力していてショックだったのは、
彼のこと、ぜんぜん知らないってこと。
海外に出ているからと、手紙は彼の実家の住所で連絡を取っていた。
メールは携帯のメール。電話は携帯。
誕生日、もう思い出せない。
夏に会ったとき、あまりにも懐かしいのといろいろな複雑な気持ちで一杯だったから、
聞かなくちゃって思っていたこと、聞くの忘れた。
そのことに、こういう緊急事態になるまで、気づかなかった。
時間が許す限り、彼の名前、顔を探している。
避難地での被災者の手書きの名簿の写真、避難地の様子の写真、ネットワーク上の被災者探しの欄、わたしがここで出来る限りで探してみる。
インターネットでNHKがLIVEで観れる、とにかく家にいる間はそれをつけてみる。
彼の両親は石巻市に在住なので、もし無事だったとしても、きっと両親を探しに行っているのかも知れない。奥さんは仙台駅近くのデパート勤務だって言っていたから、勤務中だったら大丈夫のはず。
でも、奥さんも宮城県出身だといっていたので、彼女も家族を探しているだろうし。
わたしにはただ待つしかない。
彼の携帯電話の留守電に、弟がメッセージを残してくれた。
後は彼からの連絡を待つのみ。
彼と、彼の家族、彼の奥さん、そして、奥さんの家族、
皆さんが無事であることを心から祈っています。
被災した人々に早く食料や物資が届きますように。
助けを求めている人々に助けが届きますように。
原子炉がこれ以上爆発しませんように。
他のプレートが動きませんように。
妹も弟も節電等でがんばっています。
わたしに出来ることと言えば、
祈ること、赤十字等にお金を送ること、
そんなことしか出来ませんが、
こんなわたしに出来ることを精一杯しようとおもいます。
避難している人は、いったい一日に何食食べられるのだろう。
たったの一食、でも何食も集めたら結構なお金になります。
ちゃんとしたところにお金を送ったら、ちゃんと彼らに届くはず。
それを信じて、少しずつ断食をして祈る。
こんなことしか出来ない自分が空しい。
Pray for Japan
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