Tuesday, March 22, 2011

涙の3月


地震から一週間が過ぎました。

わたしのほうは、ネットのストリーミングが頼りで、時間が許す限りNHKを観ています。
実は静岡に両親が住んでいるので、
静岡に地震があった先週の火曜日の朝(Utah時間)は授業どころではなかったです。
が、中間テスト等があったので、とにかく授業に出るだけ出ました。
しかし、どうしてもPanic Attackが収まらず、その日の午後の仕事を休むことに。
結局、土曜日まで体調不良で欠勤という情けない有様。


久しぶりに出勤すると、わたしを待っていたのは
分厚い白い封筒でした。
同僚の二人が手渡してくれました。

封を開けたとたん、
驚きと感謝と言葉には表せない感情がこみ上げてきて
涙が止まりませんでした。


封筒に入っていたのは、
現金、個人手形(Checks)、そしてメッセージカード。
総額300ドル以上。

カードにはお店のみんなからの励ましの言葉がぎっしりと。
裏にもいくつか書かれていました。

彼らはわたしがずっと仙台の友人の行方を捜していたのを知っていました。
両親のところにもM6.4近くの地震が起こったことを知っていました。
多くの都内の友人が計画停電で大変なことを知っていました。
わたしが、シフトに入る度に1時間分を赤十字に寄付していることを知っていました。
寄付のために、いままでルーズだった買い食いをやめたことも知っていました。
すべてを知っていた彼らは、わたしの知らないうちに、社内で募金をしていてくれたのです。

中には子どもが生まれたばかりの家もあり、シングルマザーもいたり、大学生もいたり、
それでもみんな、それぞれ少しずつ寄付をしてくれたのです。
そして、転勤になって他の店舗に移動になった元同僚からも、メッセージと個人手形が入っていました。それだけじゃありません、以前一緒に働いていた元同僚たちも日曜日にお金を届けてくれました。
そして、店長は今、店舗内でなにか出来ないかを会社に提案中です。


頂いた封筒は沢山のみんなの気持ちでとても温かく、重かったです。
海外にいて、直接は何も出来ないけれど、
少しでも何かの役に立てばと、わたしも含めみんなが思っています。

Pray for Japanのポストカード(写真は青葉城からの仙台市内)を作りました。
写真は5時間で100枚焼いたので、出来としては全然なのですが、
それでも、何かの役に立てばと思い作りました。
とりあえず、今回募金をしてくれた友人達にThank You Cardとして配る予定です。
そして、クラスメートにも募金をお願いしながら配る予定です。
もちろん、行き先はRed Cross/Japan Tsunami Relief。
来週日曜日にはFine ArtsのMusicの人々がコンサートを開いて募金を集めてくれます。

海外からも沢山の人々が日本を応援しています。
そして沢山の人々が日本の、東北の復興を祈っています。

わたし達は町と人々の生活の復興のために、今できることをできるだけやっていきたいと思います。
そして、続けたいと思います。


最後に、
Barnes and Noble Gateway、Sandyの皆さん、本当にありがとう。
一緒に働いた友人達、本当にありがとう。
そして、これからもどうぞよろしくお願いします。