Sunday, May 30, 2010

希望のあるところには必ず試練がある。

「希望のあるところには必ず試練がある。あんたの言うとおりだよ。そいつは確かだ。
ただし希望は数が少なく、おおかた抽象的だが、試練はいやというほどあって、おおかた具象的だ。」




「人生は試練の繰り返し」

そう父から言い聞かされて育ってきた。
たぶん、あの人には希望があったからこそ、この言葉が言えたのだと思う。
そして、彼はまだ試練に耐えている、つまり希望を持っている、夢がある。


30を過ぎて、夢ではなく希望を持てるようになった今、やっと父の言葉の意味がすこしだけ理解できたような気がします。


わたしの考える「夢」とは、心の中に描いている願いであって、現実とかけ離れた場合が多いのに対し、「希望」はある事の実現を願いのぞむことであって、これには期待や見通しも含まれる。つまり、夢は夢で終わるが、夢に向かって現実に動き始めると、それは「希望」に変わるんじゃないかと、わたしは思う。



実際に夢に向かって動き始めたらそれは希望となるが、現実と夢とのギャップ、つまり問題点や疑問点やらが沸きあがり、それが「試練」となってやってくる。

希望が強ければ強いほど、実現するために綿密に計画を立てていく。
計画が綿密になればなるほど、自分自身に対する挑戦、つまり「試練」は多くなるはずだ。



大事なことは「希望」をいつも忘れないこと。
自らが作り出した「希望」に向かって歩いていることを、しっかりと頭に、心に、体に叩き込んで、耐えること。そして、歩き続けること。

これができたら、希望はいつか実現する。
つまり、夢が叶う。
時間がかかるだろう、どのくらいかかるのかは分からない。
でも、
自分を信じて慎重にやっていれば、そのうち希望は叶えられるはず。

頑張ろう。

そんな事を考えた一日。