「わたしが」ではなくて、心が泣きたいときがあるって思うことがある
いつもはなんでもないことに、心が震えたりする時が
心が泣きたいときじゃないかなって思う
朝、眠たい頭で、体で、心で
賛美歌を聴いたとしても
それはただの音でしかなくって
昼下がりのほんの一瞬
ふと賛美歌を聴いたとする
頭はなんとなくぼーっとしているのだけど
心は驚くほどすっきりしている
そんな時は心が震えることが多い気がする
心が震える、その振動で
時々身震いさえしてしまう
賛美歌じゃなくったっていい
パンクでも、ジャズでもいい
心が
心で音楽を聴いているときは
いつも苦しい
息がつまってしまうぐらいに苦しい
そして時には涙さえでちゃうんだ
苦しいから涙が出ちゃうんじゃなくって
心から信号が出るんだって思う
せつないって言うか
なんとも言葉には出来そうもない
大きな何かに包まれて
安心してしまうっていうか
本当に言葉にはならない何かに
動かされる
もしこれが無くなったら
心が外部からの何かに反応しなくなったら
わたしはただの息をしているだけの
生き物になっちゃうんじゃないかって
時々心配になる
心は失ったらだめだ
大事にしなくっちゃ
失くしたらもう2度と手には入らないし
自分って言うものが分解しちゃうんじゃないかって思う
そんな気がするからさ
大事にしなくっちゃならない
そう、見失わないように
失くしてしまわないように